まばたきをする体

私だけが実情を知り不明を実感している、分かっている私が一番分かっていない

これまで使っていたものより一回り大きく高性能のガスストーブを親戚にもらって今年使い始めたがすごい。うちのような狭い家はボタンを押すとすぐにあたたまる。おそらく本来はもっと広い邸宅向けに生まれた品ではないか。

寒い朝も起きてボタンを押すと早々に室温が上がる。朝ぎんぎんに冷えた部屋に立ちストーブのボタンを押すのに毎日興奮する。

昨日久しぶりに箱でアイスを買ったら夢に出た。

冷凍庫を開けると箱から出した状態で棒アイスがばらばらと入っているので、ああ、誰か箱をつぶして古紙をまとめてある袋に入れたんだな……と思う夢。

冷凍庫を開けたら箱のままアイスが入っていて、ああ、あれ夢だったのかと分かった。

娘は昨晩も朝の時短のために服で寝た。のだけど、起こしたら別の服に着替えていた。娘の部屋着と寝巻と普段着になにが起こっているんだ。

娘は学校へ行き、時差登校で出るのが遅い息子は最近ながめている「馬場のぼる作品集」をまたすこしめくっていた。

「ちょっと見て! こんなかわいいものが……」というので見ると「11ぴきのねこ」の下書きを紹介したページで、ラフに書いてあるねこたちを指さしており、むすこのKAWAII感と私のKAWAII感はすごく近くてとてもうれしい。

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息子もでかけ私は今日も在宅勤務。

紙の資料にコメントを付けたくて、紙を小さく切ってセロテープで張った。「ああ~、セロテープは跡になるなあ、ここに粘着力のちょうど良い糊があらかじめついたメモがあったらなあ」と思い、ずうずうしくも付箋の発案を疑似体験した。

終えて、夜は焼きそばと、あと玉ねぎと油揚げがあるなと、両者を、これも少し残っていたキムチ鍋の素でよくわかんないが煮てみたら食べられるものができあがって、なんだかわからんが食べた。

子どもたちには黙って出したのでなんらかの料理だと思っているかもしれない。

作った私だけが実情を知ることで不明を実感している。分かっている人が一番分かっていないという状況だ。

食事中、息子が学校行事について話しているときに娘がはっと自分も行事の話題がある! と思ったか急にトークをつっこんできて、こういうとき、私は先に話している息子の話に集中していて、娘が話しかけているのに気づいているのに集中から声が出ず「ちょっとまっててね」と言えなくて、結果、無視するようなかっこうになってしまう。

息子の話が終わって、そうだ 娘が話しかけていたなと思って「ごめんごめん、なに?」と聞くが、話しかけてきたときに「ちょっとまっててね」をちゃんと言えないのていつもあとで後悔する。集中時に優しさを発揮するのには、意識的に練習しなければいけないのかなと思った。

夜は配信があってみんなで話した。

終えて寝た。あまりあちこちにいかない。こんなにもひとところで寝て起きている。

 

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