まばたきをする体

商品券の販売受付は路地を入って奥のビルの4Fです

11時間寝た。起きだした息子とふたり、たくさん寝ましたなと目で合図した。娘はまだ寝ている。

適当に朝ごはんを食べながらやるべきことを書きだした。

・商店組合に商品券を買いに行く
・売れた同人誌を送る
・娘の作文コンクールの応募用紙を送る
・郵便局のATMで記帳する
・図書館で本を返す

これぞ日曜日という良い所用がそろって興奮する。

まずはこれは時間が決められている、商店街にある商店組合の会議所に商品券を買いに出る用事をすます。商品券は地域の商店街でのみ使えるが額面的にかなりオトクな券で、地元の友人らと販売開始を今か今かと楽しみにしていた。

ネットから申し込むと販売会場と販売時間がメールで知らされる仕組みになっている。密を避けるためかと思ったが、かつてからこの手法をとって混雑させないようにしているらしい。

組合のビルはにぎやかな商店街にあった。1Fの店舗に「商品券の販売受付は路地を入って奥の入り口から4Fへどうぞ」と張り紙がしてあった。入り口でスタッフの方に「商品券をお求めですか、メールを見せていただけますか」といわれ、見せるとはじめてこの古いビルの中に入れる。

狭い階段をあがると、会議室くらいの広さのスペースに選挙のような順路ができている。私のようにこの日をまちわびたと思われる人々がばらばらと、しかし思ったよりそれなりに会場にやってきていた。

まず入り口で受付の方にあらためてメールと地元住民であることを証明するために身分証明書を見せる。私は免許証を出した。

すると次に購入口数などを用意された用紙に書くスペースに通される。

記入した用紙を持って最後の購入受付に進むと、現金と引き換えに商品券が渡された。

なんか……なんかおもしろい!!

興奮のあまり郵便局に寄り忘れて帰った。帰って券の利用可能店舗一覧をじっくりながめまわした。

昼を適当にすませて、午後は寄り忘れた郵便局に暇そうな娘と一緒に行って記帳を完了、ついでにコンクールの応募作を投函する。コンクールは娘の通う作文教室が参加を決めて、娘は知らない間に書いていた。

それからセブンイレブンに行ってソフトクリームとウィダーインゼリーと飲むヨーグルトを選んで、例の商品券で買った。商品券は大手資本の店は除外だが、フランチャイズのコンビニは利用できるようになっているらしい。

ほがらかなおかみさんがいて店員さん同士の仲が良い最高のセブンイレブンで、確かに、ここはいかにも地域のお店という感じがする。セブンイレブンになる前を知らないが、酒屋かなんかだったんじゃないか。

今日もおかみさんにはつらつと接客してもらった。娘も「元気の良い店員さんがいて良いね」といっていた。そうでしょうそうでしょう。

帰って子どもたちは買ってきたおやつを食べるが、私は夜友人と会ってご飯を食べるのでそなえて遠慮した。

夕方になり子どもたちを妹にあずけて隣町の食べ物屋へ。

物の受け渡しの用事を口実に友人に会ってご飯を食べた。人と会ってご飯を食べることがとても特別なことになっている。

カニクリームコロッケがとてもおいしくて、みんなで感激した。

 

この日記を本にして売っております。新刊が出ました!!

kogachikako.booth.pm

大阪のシカクさん、下北沢の日記屋 月日さん、赤坂の双子のライオン堂さんでも既刊を取り扱っていただいております~。

 ------

古賀及子(こがちかこ)・まばたきをする体とは
お仕事のご連絡
Twitter @eatmorecakes
Instagram @eatmorecakes