まばたきをする体

どこかの母の模倣だな

娘は朝が苦手だ。毎朝起こす。今朝は「いちにちずっと寝てたい」「さむいよー」とごねていた。

前の晩、もう春なのだからやってみたいと半袖半ズボンで寝たのだ。今朝は気温が下がった。そりゃあ寒いだろう。「おかあさん、上着もってきて」とのこと。

娘はてらいなく人にものを頼んでよく甘える。

私は長子だからか甘える方法をあまりよく知らず、娘によく習っている。

子どもの甘えてごねるようすを「彼女みたいだ」と形容することがあるが、ああなるほど、これは確かに手のかかる彼女のようなふるまいだなとすごく良い勉強になる。まねしたい。

子どもたちは今日から学校がはじまる。学年が上がって、クラスも先生も変わる。

すごいことだ。1年間ありがとうございましたで全員シャッフルタイム、するとこれから1年このメンバーで同じ部屋で勉強します、担任はじゃじゃーん! 私です! 大人にはあまりないタイプの運ゲー試練だ。

と、思うのだが子どもたちは動じずいつもと同じ様子だった。

子どもの目の前にある状況を受けいれる力というのは本当にすごくて朝ごはんを一緒に食べながら私はどきどきした。

子どもたちは平気で学校へ、私は会社へ。

帰ると息子が映画の「ラッシュ・アワー」を観て笑っていた。クラス分けには特に感想がないようで、やっぱりすごい。

そのあと引き続き昨日観た「スパイダーバース」についてまた話した。

息子は塾へ行き、娘が公文から帰ってくる時間に雨がふって来た。

迎えに行くと向こうから雨の中、自転車を押してくる娘が見えたので手をふった。雨が降ったら自転車には乗らない方がいいという夫からの教えを守ったそうだ。

雨にぬれたが風呂にはまだ入りたくないというので豆乳に砂糖を入れて温めてやった。

雨に濡れた子どもになにができるか考えて思いついたのだ。そうする母親をどこかで見たんだと思う。レンジで温めた豆乳がぶわっと吹いて、慣れてない! と思った。

私はお母さんらしさを模倣・トレースでやってるな、というのは子どもを持ってからわりとずっと思っている。

小学生の母親といえば「宿題やったの!?」と言うだろう、私も言ってみようとか、そういうかんじだ。

良しあしはあると思うのでどこかの母の模倣だなこれは思ったらそのトレースはいいのかわるいのか考えることが多い。考えないで流されることも多い。

タブレットで通信講座をやる娘からアプリでメッセージがきた。

「今日はおかあさんが先に気づいたね」と書いてあった。

帰る娘を家から迎えに行くときに、途中で出会うといつもは娘が先に気づくが今日は私が先に気づいて手をふった。