まばたきをする体

マイナスをゼロにしてくれるプレゼント

今日も餅を食べた。餅を買うと餅ばかり食べてしまう。

いや……違う! パンやご飯は毎日食べても「毎日食べているな……」と感じにくいじゃないか。餅も慣れれば餅ばかり食べているとは思わなくなるんだろう。

息子がきな粉餅にしたいというのできな粉をまぶしてやったらきな粉が多すぎると驚かれた。多い方がぜいたくでよかろうと思った。愛があふれました。

ホワイトデーのプレゼントに夫が靴べらをくれた。靴べらが折れてしばらくないままだったのだ。もう折れないようにと金属のをくれた。これは頼もしい。うれしい。

夫婦のプレゼントのは生活にヒントがあるといつか誰かが言っていた。それはきっと、マイナスを埋める、ゼロにするプレゼントだということだろう。

生活をともにしない相手からのプレゼントはプラスのプレゼントということが多いと思う。自分では買わないからうれしい、とはよくいう。

どっちもありがてえことだ。

仕事に行って、夜は友人アキさんの家に遊びに行く。

なにかちょっと手に入らないような手土産をと思った。行く道によさそうな店がある。なかをのぞくと店頭に甘いものも取り揃えている。

よしと勢いよく扉をあけて入ったら店員さんのエプロンにスターバックスのマークが書いてあった。

スタバかここ。

スターバックスのお菓子は美味しいしまったく文句はないが、アキさんにとってはめずらしいものではないだろう。よして結局手ぶらのまま到着してしまった。

気の利いた手土産をと思いながら気が急いて体ひとつで現地に乗り込んでしまうことの、本当に本当に多い人生だ。

これからは意識して手土産を買うまで現場に飛び出さないようにしよう。

結局、アキさんと一緒に買い物をするときの飲み物やアイスクリームなどを買わせてもらった。

帰ったら息子からのホワイトデーの手紙がおいてあった。手紙もうれしい。とてもうれしい。