まばたきをする体

両方ないよりも片方ないほうが厄介だ

娘は朝が遅い。

私と息子で朝ごはんを食べていると寝室から顔を出したのでそろそろ起きてご飯食べようというと、息で「ノン」と返してきた。フランス人がいるな。

息子が書いた短編小説を読んでから出社。つるつるしたノートに取り込まれてしまう男の話だった。

コワーキングスペースで仕事をしてから会社に移動して撮影と作業。うまくいってほっとする。

仕事のあとはアキさんに会いに行った。

誕生日プレゼントに「11匹のねこ」の手ぬぐいと「すみっコぐらし」のフィギュアなどをくれてうれしくてむせび泣きそうになったがこらえた。

愛について話した。

アキさんは常に愛のことを考えているので会うと私たちは愛について語り合う。ピナ・バウシュみたいな人だ。

あたりの古い建物の場所をいろいろ教えてもらった。芸能人がよく来る店も教えてもらった。ピナ・バウシュだが俗世的なところもある。

別れて娘を英語学童に迎えに行く。

こちらが英語が苦手だということをわかりながらも英語でおしゃべりしてくれるマイケル先生がいないのでさみしいが他の先生方と元気よく日本語でしゃべった。

帰ると娘が「上履きが片方しかない」という。

両方ないならどこかに忘れてきたのだろうが、片方だと道で落としたということか。

両方ないよりも、片方ないほうが厄介だ。

ゼロじゃなくて、二分の一はここにあるのに。

愛のようだ。

家にはどう探してもないのでとりあえず今日のところはあきらめて息子に勉強しろしろ言って大福を食べて寝た。

大福は明日の分もあるので起きるのが楽しみだ。