まばたきをする体

チョコラBBとメンタムだけですべてを治す

時計の針を元に戻した。

居間の時計はもう何年も15分早めてあった。最初は時計のトラブルで早まったのだが、子どもたちが外出の支度するのに便利だったのでそのままにしていて、一度ちゃんとした時間に戻したら息子が「早くしておいたほうがいい」というのでまた早めた。

それをなんとなく、元に戻した。

娘がレシートの裏に「ぴったり!」と書いて時計の下にはった。

会社で仕事をして午後は撮影と次の撮影の準備。すべてうまくいった。

帰ると口内炎が一つできていた。あわててナオキさんに誕生日プレゼントにもらった美容ドリンクつめあわせからビタミンBの入っているものを1本選んでのんだらすぐに治った。「チョコラbb Feチャージ」というやつ。偶然かもしれないけどすごい。

子どものころ、口内炎ができると父がチョコラBBを噛んで半分に割って飲ませてくれた。子どもには1つでは多いからと適当にそうしていたのだろう。

父はチョコラBBとメンタムだけですべてを治す。

そういう俺んちの万能薬みたいなものがいまの私の家には足りないなと思った。

息子が「この曲を探してるんだけど」と鼻歌を歌うのだがピンと来ず2人でウ―アー言ってから諦めた。あれは何の曲だったのだろう。

一方の娘は歌の上手い人が次々出てきてはカラオケを歌う番組を夢中で見ていた。

「あなたのキスを数えましょう」を歌う人がいたので横から出て行ってガチ歌いしたのだがあまりかまってもらえなかった。それくらい娘は本気でみていた。どんどんテレビに近づいていってしまうのでたしなめた。

息子が小1だったか小2だったかのころSEKAI NO OWARIの「RPG」が大好きで家でずっと練習していたので、カラオケで歌わせてやったらよろこぶだろうと娘も一緒に近所のカラオケに連れていったことがあった。

息子はまあまあ喜んだが、当時まだ保育園児だった娘が音が大きいのでびっくりして早く帰りたがったのだ。

娘も大好きなLittle Glee Monster「世界はあなたに笑いかけている」を、そろそろカラオケで歌ってもいいころなのではないか。

カラオケのことを強く深く考えた。そういう日もある。

時間はぴったり夜になったので寝た。