まばたきをする体

2人で頑張っておっぱいを限界まで平べったく押しつぶす

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娘にお母さんの好きな食べ物ってなに? と聞かれたので「餃子かな」と答えると「私は飴」という。
 
飴。
 
よくねだるし薬局やなんかでもらえるのをとても喜んでいたが、一番というほどに好きだとは。
 
娘はわたしが驚いた顔をしたのに気づいたようで「あと餅」と付け加えていた。飴でもぜんぜんいいんだよ、餅でももちろん。
 
会社で仕事をして夕方早退、自宅の隣町にある婦人科へ乳がん検診に行った。区から無料券をもらったのだ。
 
マンモグラフィというレントゲン検査を受けた。
 
おっぱいを限界ぎりぎりまで平べったく機械で押しつぶし挟んでレントゲンを撮る。
 
レントゲン技師の方が体を使って機械に私のおっぱいができるだけ平べったく挟まるように頑張っていて、私も指示通り体を動かした。
 
左右、縦方向に平べったくしたあと横方向にも平べったくした。
 
マンモグラフィは4年くらい前にも1度受けたが、そのときも技師さんとの間に共闘感があったのを思い出した。
 
やり切ったという思いで帰る。
 
ちょうど塾に行く息子が家を出るところだった。
 
息子はグレーのパーカーの上にグレーのパーカーを着ていて、ちょうどさらにその上にグレーのパーカーを着るところだった。
 
息子も私もグレーとパーカーが好きなのでグレーでパーカーの服を買いすぎた。
 
仕事をして終えてカレーを作っていると娘が帰ってきた。
 
これ、と、学校の図書館で借りたらしい、馬場のぼる「ぶたたぬききつねねこ」を見せてくれた。
 
私は馬場のぼる先生の大ファンだ。
 
しかし娘は「べつにお母さんのために借りたんじゃないから、私が読みたかっただけだから」と言った。
 
娘はよくツンデレの見本みたいな発言をする。
 
カレーを食べたあとには「ねえ、『激落ちくん』ってどんな顔なのかなぁ、わたし見たことないんだ」と甘えている。
 
学校や家で掃除に使うので名前は知っているが、顔を見たことがないのだそうだ。
 
検索して「激落ちくん」の顔を見せてあげた。
 
「もっと『スクラビングバブル』みたいな顔かと思ってた」とのことだ。
 
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