まばたきをする体

もしこれが絵本だったら泣いていた

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家を出ると歩きながらSpotifyで音楽を聴くことが多い。
 
たまに聴いていると音がとまる。自宅のGoogle Homeで息子がなにか聴き出すとこちらは聴けなくなるのだ。
 
おっ、やってるな! と思ってうれしい。
 
仕事のたくさんある日だったので朝のうちに昼ご飯を仕入れることにした。
 
駅のキオスクでおにぎりを2つ買う。
 
おじいさんがキオスクのなかからおにぎりをビニール袋に入れて渡してくれて、カウンターの個人商店で買っているいい気になった。
 
やるぞやるぞと仕事をして夜はデイリーポータルZの新年会へ。
 
たくさんライターが集まって、どの人の記事も私は好きでよく読んでいるので異常に興奮した。
 
カジュアルを極め切ったフランス料理の店だった(どれくらいカジュアルかというと、料理が食券制でできあがるとアナウンスで呼ばれ取りに行くくらい)。
 
パンがおいしくて腰が浮く。ウォーターサーバーの水勢がとても強くてワイングラスに注ごうとしたらグラスの中を水が一周して全部こぼれた。
 
多摩川の土手の狭い道をみんなで歩いて帰った。マツタケのにおいがしますねとライターのいまいずみさんが言って、本当だ、本当だと言い合った。
 
帰るとテーブルの上に娘からの、布団に湯たんぽをいれておいたよ、という手紙がおいてあった。
 
横になると足が湯たんぽにあたった。あたたかい。
 
おお~~、ありがてえ。
 
そして思ったのだが、もし絵本でこのエピソードを読んだら私はきっと泣くだろうけど、現実だと泣かないものだ。
 
私は絵本の「がまくんとかえるくん」の「おてがみ」を読むと最後いつも泣く。かえるくんがてがみの内容をがまくんに教えるところ。
 
このあいだ娘にそれがばれたのを思い出しながら寝た。