まばたきをする体

兄はその日1.5本の羊羹を食べた

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息子は羊羹が好きだ。羊羹をもらうとすごく喜ぶ。
 
この正月も義母に食べきりパックの小さな5本セットをもらって毎日1本ずつ大事に食べていた。
 
娘は羊羹は好きでない。だが、この日のあさ「私も食べる」と言い出した。そしてはっきりとこういった。
 
「私だけ食べないわけにはいかない」
 
特に好きではないが、兄が占有し兄ひとりが幸せであるのは承服しかねるというのだ。
 
なので自分はとくべつ好きではないが1本よこせと。
 
ちょっと考えなおしたほうがいいぞという思想だが、平等は平等なほうが和平があろうとそこは兄も私もどうぞ、となった。
 
そして半分食べたところで兄に渡していた。
 
兄はその日1.5本の羊羹を食べた。
 
ちなみに兄のほうはチョコレートがあまり好きではないのでチョコレート菓子はすべて妹が食べている。
 
子どもたちはまだ学校が休み。私は仕事へ。4日には感じなかった本域の仕事始めを感じる。そうだ、これが営業日だ。
 
終日営業日の世の動く力を全身で感じた。
 
力をみなぎらせ帰宅。
 
息子が寝転がりながらゲームをやっているので、おやと思い連携しているアプリでここ数日のプレイ時間を確認したら1日7時間くらい遊んでいる日があった。
 
ゲームの適切な遊び時間というものがいまだによくわからない。が、7時間は単純にびっくりした。だって7時間って睡眠時間の単位だろう。
 
びっくりしたからダメ、と息子に伝えた。
 
ちゃんとした理由がないので自分自身も息子もうまく説得できないのだが、こういうのが野生の勘というのではないか。
 
息子は1日2時間でいいや、ということだったのでアプリで設定。急にすごく減ったがそれはそれで大丈夫だろうか。ちょうど冬休みも終わったのでいいのか。様子をみようと話し合った。
 
そして明日から学校なので娘の九九の仕上げをしなければならない。
 
いろいろ不安になってカッカしながら晩の支度をしようと冷蔵庫を開けたらネギと白菜とエノキがあって、ドリアを作るつもりが完全に鍋の冷蔵庫で笑った。
 
カッカしてても「鍋かよ!」とつっこむ余裕があるなと思った。
 
冷蔵庫は鍋だがドリアを作って食べて、九九を頑張った。
 
途中娘はわっとなってそこらじゅうをハンディクリーナーで掃除しながら「レット・イット・ゴー」を歌うなどパニックにもなっていたがなんとかだいぶ覚えた。
 
明日から学校だ。私は行かないけど「学校だ!」と思った。