まばたきをする体

いい字なので立体感を出す

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子どもらは朝から書初め教室に行った。
 
公民館の一室でおだやかなおばあさんに教わっている。おだやかなおばあさんが書道なりなんなりの達人だというのはとても興奮することだ。
 
娘は名前のお手本を半紙に大きく朱液で書いていただいたようだ。わたしが迎えに行くとそのお手本の、文字の外側を折りこんでいた。
 
「いい字なので立体感を出そうと思った」ということである。
 
息子はよくおそわって上手に字を書いていた。
 
子どもたちがかわいいのでなにか買ってやりたくなり帰りにコンビニに寄ってアイスを買ったら2個で400円して驚愕。
 
まいばすけっと」ならアイスは1個(ものによるが)76円だぞ。
 
息子に愚痴ったら「訴訟だな」といっていた。小学生はおだやかでない。
 
帰って食べたら美味しかったのでよしとする。まいばすけっとにはないアイスだ。
 
午後、息子は塾に行き娘と九九の練習をする。
 
6の段と8の段ができなくて後半は笑ってしまっていた。私は頭をかかえたが、私も九九はできないので大きなことは言えない。
 
冬休みが始まってすぐから特訓すべきだったという後悔がすごい。後悔するときの気持ちは「焦り」と同じだなと思った。ものすごく焦っている。
 
焦るが町内会のあつまりでピザを焼くのだといって娘は出て行った。
 
テレビの録画機能がなくなって2年ほどたつだろうか。HDDディスクレコーダーが壊れて以来、もうテレビはいいだろうと放っておいた。
 
しかしこの年始、あまりに早寝するので観たいテレビをじゃぶじゃぶ見損ね、やはりテレビは録画しないとだめだという思いが高まった。
 
そして買ったHDDレコーダーは我が家のテレビが古すぎて対応していなかった。
 
静かに返品作業をした。37歳くらいのころから自分のポカで返品するときの返送料を「仕方ない」と思えるようになった。生きる強さだ。
 
そもそもよく調べもせずに買って失敗するのを回避することこそが生きる強さかもしれないが、生きる強さにもいろいろある。
 
そしてやはり私のミスで返品になったあとこの商品はどうなってしまうのだろうかと心配だ。ちゃんとまた別の消費者のもとへ届くのだろうか。できるだけ元通り、きれいに返品した。
 
返品した足で隣町へ。近所の友人たちとの新年会で、早く集まれるななえちゃんを先にチェーンの立ち飲み屋に呼んだ。
 
ななえちゃんは私など頭がおかしくなるくらいおしゃれな人で本来キレキレに気の利いた飲み屋にお連れするところだが私たちは深く信頼しあっているのでどうでもいい飲み屋でいい。
 
しんさんも到着して焼き鳥屋に移動。近所に住むめーちゃんもLINEで呼んだらLINEの返事が来ないまま体が来た。かっこいい。
 
悩みの相談をしてアドバイスをたくさんもらって力強い気持ちになる。
 
閉店まで飲んだ。坂をのぼって私たちの町へみんなで帰った。