まばたきをする体

何が起こるかあらかじめだいたいわかるから安心

12/17

仕事をしてから小学校へ行って先生と面談。子どもたちの学校では年に2回、先生と親の面談がある(その代わり家庭訪問がない)。

学校の先生とただ話すのは本当にうきうきする。親族以外で子どものことだけを徹底的に話し合える人は少ないからだと思う。

15分、みっちり子どもの様子を聞かせてもらい、こちらも家庭での子どもの様子を話した。すっかり満喫した。トラブル対応でさえなければ先生との面談は親にとってはエンタメだ。天気も良いしありがたき幸せだった。

帰って仕事をしていると息子も帰ってきて私が置きっぱなしにしていたシンクの皿を洗い出した。

どういう種類の奇特だろうかと思っていると、あいたシンクを見て「よし、広い」という。

広いところで学校の書道の道具を洗いたかったようだ。筆を洗うのに500mlのペットボトルがあると便利だそうで、200mlくらい残っていた炭酸水を飲み干し水を入れて筆をつっこみざばざば洗っていた。満足気だ。

この子には道具の手入れを楽しむ心があるのだな。私にはないがそういう趣味があるとは聞いたことがある。

娘も帰ってきた。公文に送る。教室のドアを開けて中に入るぎりぎりで手を振ってもらって、中まで入ったところまで見守るのが送りの醍醐味だ。

最近は勝手に1人で行き来することの方が多い。心配しているわけではなく、最後まで見る、あの、よし送ったぞという実感が良い。

おでんを作ったが雑にやったので卵を入れ忘れてしまった。

食べて片づけていると頼んでいたShark EVOPOWERというハンディの掃除機が届いた。ライターの西村さんが勧めていてちょうどハンディタイプのを探していたので買ったのだ。

見た目がめちゃめちゃにかっこいい。子どもらと3人感心した。こんな武器っぽくていいのかこの掃除機は。

私はさっそく掃除をし、娘はその掃除機の空き箱(空き箱もまたかっこいい)で工作をして息子は映画の「ピクセル」を観てすごした。

ちら見した「ピクセル」はちょっとストーリーを聞くともう何が起こるか全部わかる系の映画だった。盛り上がるシーンが分かりやすく盛り上がって息子と「ここはいいシーンだな」とうなずきあった。

息子はすっかり楽しんだようだ。終わって「観てよかった」と納得していた。

「安心してみられる作品」という言葉にはいろいろな意味があると思うが、私が好きな安心してみられる作品は何が起こるかあらかじめだいたいわかる作品だ。まさにこの「ピクセル」のように。

観客をうらぎって突然悲惨だったり切ない展開にしない、感傷もない、驚かさない作品。衝撃の展開や深い感慨がないので退屈だがそれがいい

私はびっくりするのが苦手なのだろう。

 

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