まばたきをする体

脱毛中に路線バスのことを考えていた

脱毛に通っている。

生えていてほしくない毛が今後生えてこないようにするための施術である。

20代前半である程度の脱毛は完了させたのだが、30代の終わりになってすすめられて脱毛業界でいう部位の「VIO」脱毛をはじめた。

Vがビキニライン、Iが膣まわり、Oが肛門まわりである。

女性はこの部分の毛がうすいとトイレや生理のとき楽なんだ。
とはいえこういうところまでをも業者はめざとく脱毛してくるのだから商売というのはえらいことだと思う。


さて「通う」というのはどういうことかというと、一度の施術でまるっきり毛がなくなるのではないのだ。だいたい3か月から4か月くらいにいっぺん、部位によるが3年くらい通う。

で、私が通っている脱毛店では流れはざっくりこんな感じ。

・施術の前に対象部位の毛はくまなく剃る

・脱毛するところにジェルを塗って光をあて冷やす

・数日後、毛が抜けると脱毛成功(抜けない毛もある)

・何クールも繰り返すうちに毛が細くなり薄くなる

脱毛店に行くとまず体調などの確認のあと小部屋に通される。裸になってなんか羽織って横になると、担当の女性がやってくる。

毎回ちがう担当さんがついてくれるんだけど、不思議と小柄な女性が多い気がする。きれいにまつげエクステをしてみんなかわいらしい。


なんとここまで前置きでした。

ここから今日のはなしです。


今日担当してくれた方は案内がマメで丁寧なタイプだった。

「ガウン上げていきますね」
「ジェル塗ります、ヒヤッとします」
「ちょっと皮膚引っ張りますね」

施術中は目隠しをしているので基本的にどの人も今どういうことをしているか細かく説明してくれるのだが、今日の人は特に丁寧だった。

「光出していきます」
※光を、この店では「出す」という。かっこいい。
「あてます」
「横にあてます」

あ、バスでもこういうときあるなと思った。

路線バスで説明がすごく丁寧な運転手さんがいるだろう。

「右へ曲がります」
「少しゆれます」
「とまります」

アナウンスの数が多い運転手さんだ。

たまにアナウンスの多い人がいる点で、脱毛とバスがつながった。

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