まばたきをする体

本を買うのがもうずっとむつかしい

丸腰で本屋に行くと「なんかこうちょっと違う」本ばかり買ってしまう。

あきらかに自分にとってピントが外れた本といえばいいだろうか。メインストーリーを読んでいないのにスピンオフ作品を買ってきてしまうような買い方になりがちなのだ。

修練の問題か。でも昔からもうずっとそうだ。

・書評で見た
・誰かがすすめてくれた
・好きな作家

上のような間違いのない理由で買えば大丈夫なのだが、あてもなく本屋に行くパターンでほぼ確実にセレクトセンスのなさが発揮されてしまう。

娯楽目的のものだったり、実用や勉強方向だったり、ポーズでイキって買うパターンだったり、本を選ぶ態度というのはわりといろいろあるだろう、そのどの目的で買ってもなんだかチョイスがずれる。

メインストーリーを読んでいないのにスピンオフ作品を買ってきてしまう、というのが本当にそのとおりで、ほかには専門知識がないのに専門的なものを買ってしまうとか、装丁が明らかにその道のファン向けのものをファンじゃないのに選んじゃうとか。

ジャケ買いに失敗しているといえばそれまでなのだが、よく見れば自分には必要ない本だとわかるのにわざわざ失敗している謎の手ごたえがある。

カラーバリエーションの多い商品で、わくわく色を選んでひとつ買って帰ると、店で色とりどりだったのが家では1色になってしまい単純にわくわくが減る。それと同時にちょっとちぐはぐな気持になることがある。

なんか足りないというか、肩すかしにあったような。

これが本選びがうまくいかなかった感覚とかなり似ている。

たくさんのなかから感覚だけで漠然と選ぶとあとで不安になるということなんじゃろうかのう。

かなり個人の感覚の話をしてしまったので恐縮して急に語尾がおじいさんになって終わります。

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