まばたきをする体

パストラミという名前を知っているだけなのになれなれしい

そこそこの年月を生き、パストラミという言葉はずいぶん聞いてきた。

食べ物であるパストラミの存在についてはもはやおなじみといってもいい。

それで先日昼休みにサンドイッチの店に入って、パストラミサンドが安かったので注文したのだ。

食べたらスパイシーで驚いた。えっ、辛いの!? パストラミ!

パストラミパストラミと聞いて、あるなあるなと思って生きてきた。パストラミ、やっとるな。

しかしパストラミというものをこれぞパストラミと意識して食べたり、それが何かをわざわざ知る機会は………なかったのだ。

なんとなく聞いているものに対してどういうものか知らないのにもかかわらずフレンドリーな気分になっていた。

そうだ、そういうことは、これまでもあった。

ずいぶん前の話になるが、沖縄旅行で沖縄そばの店に入った。

同行者が全員ソーキそばを頼む中、「てびちそば」というのは聞いたことがあるなと思いたのんだのだ。

出てきたのを見ると豚の足ががつんがつんと3つも入ってる。

これが、てびちそば…。

中にはまだ毛のついたものもあって、すごいインパクトで、そういやアタシ、てびちってなんだか知らんかったじゃんけ! と叫んだのだった(味はサイコーだった)。

名前を聞いたことがあるからといって、知ろうとしなければそのものについては何も知らないのだ、私よ。

選挙カーから名前を流しとくと名前おぼえてつい投票しちゃうみたいなのと似た話だったら恐縮です。

私がついなれなれしくしてしまったのはパストラミとてびちである。名前を聞いてももう心は許すまいという気持ちでいよう。


ちなみに、カプチーノとカフェラテを、名前まで忘れながらもその混同感だけは覚えていたというちょっと似たエントリもありました。こちらとなっております。

mabatakiwosurukarada.hatenablog.com

 

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