まばたきをする体

それは「めまい」です

小4の息子があるときから以下のようなことをうったえるようになった。

・音が大きく聞こえる
・いつもより目に映るもののうごきが早く感じる
・手足を少し動かしただけでたくさん動く

症状は短時間出て終わるという。

ネットで調べると「不思議の国のアリス症候群」というものがヒットした。そういう症状はとくに子どもに珍しいことではないようだ。

息子と同様の症状を持っていたが大人になり症状は出なくなったというような記述もあった。

自宅でどうにかなる問題だとは思えず小児科に相談に行くと、近所にある大きな病院を紹介してくれた。めまいの専門の先生が見てくださるそうだ。

めまい!

ああ…! と思った。めまいか! そうか。

検索で「不思議の国のアリス症候群」にたどりつくのももちろん「へぇ~」があったが、病院で先生にそれは「めまい」の一種ではないかといわれたときの「なるほど」には感激した。

絶望的な所見でないのがもちろん大きいものの、治る前からちょっと腑に落ち焦る気持ちがずいぶんらくになった。

よくわからない状態をこれはこうですと判別し知らせてくれるありがたさはすごい。

思えば内科の診察室というのは通常、症状を改善し回復する前の段階、その症状が何であるか、このあとどうなるのかを人体の素人に知らせる場だ。

(1)この症状にはこういう名前がついていますよ
(2)原因にはあれが考えられます
(3)なのでこう直しましょう

通院の目的は(3)だが、私ってなんなんですか? というのが明らかになる所見、(1)~(2)が診察のクライマックスである。

そういえばNHKにはまさにそんな、病名を推理することをテーマにした番組があるな!(「ドクターG」)優秀な医師ほど(1)に長けているというイメージは大きい。

よく知ってる自分がよくわかんない状況になるのが病気で、それは恐ろしいことだ。

“それは「めまい」です”には、まさに診察のだいご味があった。

 

その後、息子はめまい外来におせわになり、原因はストレスではないかと、そして変わったリハビリを受けてよくなりました(いまのところは)。そのことはまた書きたいと思います!

 

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