まばたきをする体

小学生の娘のポジティブな破壊

小学校にあがってわかったのだが娘は汚し癖がすごい。なんでもすぐに汚す、壊す。

小4の兄がまだきれいに使っている筆箱やクレヨンは、娘のものは小1の段階でもうボロッボロで買い替え待ったなしだ。

先日もランドセルのなかをみたら下敷きが折りたたんで入っており、完全に折り筋がついて下敷きとしての機能を失っていた。

懇談会があって小学校へ行ったときには、娘の机の上の名札(ひらがなの練習のため、各児童のなまえが机のうえにひらがなで貼ってある)が娘のものだけぼろっぼろになっていた。

あとで子どもたちが集まっているときに見れば胸につける名札も娘のだけがいじりにいじりたおされてセロハンテープでの補修と破壊を繰り返したあとがある。

扱いが乱暴というのはもちろんあると思うのだが、それ以上にてもちぶさたでついいじってしまうくせがあるのだろう。

娘は赤ん坊のころからとくに寝付くときに私の髪の毛を指にぐりんぐりんと巻きつけていじって引っ張っていて、なにかをいじって落ち着きを得る性分なのだ。

そうやって髪の毛はひっぱられ、名札はひきはがされ、筆箱は張った合皮をはぎとられ、クレヨンは全部折られる。

クセなのは仕方がないとはいえ、道義としてものを大事にあつかうことは大切だろうし、それに買い換えるのにもお金がいるんですけども、あと髪引っ張られて痛くて寝られないんですけどという実情として困る部分もある。

どうしたもんかと心が焦っていたが、全部折られたクレヨンを見たときに、なにかパッションのようなものを感じた。

クレヨンは全部の色がバッキンバッキンにおられ、ケースは各色でぬりつぶされているのだ。要するに、芸術が爆発している。

情熱的である。

破壊衝動というものはそこそこネガティブにエモーショナルなものだと思うが、こういうポジティブな破壊ってあるなと、大人の感覚からしても思った。

そろそろ進級だし新しい筆箱買おうと娘にいうと、よどみなく新しいいのはああいうやつがいいこういうやつがいいと希望が出てきて生命力にあふれている。

----------------
デイリーポータルZの記事一覧

Twitter @eatmorecakes

Instagram @eatmorecakes

こないだまで使ってたブログ