まばたきをする体

フィフス・エレメントじゃねんだから

特殊な原料を使って作られ、固く、熱に強く、電子部品や人口骨に使われる製品の名前を答えよ。

社会科のテストに上のような問題があり、小4息子の誤答が

オフィスフェレメント

だった。なんだそれは。

正解はファインセラミックスである。

聞けば「なんかかっこいい英語で、ファ、フィ、みたいな語感だったのだけはおぼえていた」そうだ。

息子もあいまいな記憶から答えをむりくりひねり出すのは面白いようだ。2人でげらげら笑った。

絶妙なかすってなさと生み出してしまった妙なかっこよさよ。

そんな妙なかっこよさ、しかしなんだかちょっと聞き覚えがあるではないか。なんだっけ、えっと、なんだっけ…。

 
そうだ、それフィフス・エレメントだよ。ファインセラミックスフィフス・エレメントとまざっちゃったんだよ!
フィフス・エレメント……。リュック・ベッソンだ。ミラ・ジョボビッチのやつだ! 1997年のSF映画だよ、なんなんだ息子おまえ、それお母さんの世代直撃してるやつだよ。
当時はみんなリュック・ベッソンに過剰な期待してたんだよ!
 

 
あともうひとつ、飲み物の缶などに使われる金属の原料を答えよ、という問題も誤答していて
 
アルミホイル
 
と書いていた。それ焼き芋まくやつ!(正解はアルミニウム)


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おまえら、まだ生きていたのか

JRの新宿駅から地下道で副都心線新宿三丁目駅へ歩いていて、前を横切った赤ん坊連れのカップルの男の方が20年前に付き合っていた男だった。

偶然に驚きつつ、気づいたことにも驚いて、ということは!? と連れの女を見たら、20年前に私がふられた理由「別の女とつきあうから」のその女だった。

 

f:id:mabatakixxx:20180223163900j:plain

写真は昨日行った山形の焼き肉屋さんの席番号札です。


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食事にコーラを合わせることのまぶしさ

中華料理屋で昼時にラーメンを食べていた。

これまで汁物にも麺料理にも、とくにラーメンには縁遠かったのだが最近そういう選択肢があるということをおぼえたのだ。

「酒をおぼえる」とか「たばこをおぼえる」とかいうが、ほんとうにものごとはおぼえだ。おぼえなければ世にあるものも自分とは無関係なままである。

なにしろラーメンをおぼえたので昼にたべていた。

小さな中華料理屋で2人がけのテーブルが4卓とあとはぎゅうぎゅうのカウンターで6席。

カウンターは私のような一人客が座るのだが、この日となりに座ったのは同い年くらいの中年女性(私は39歳女です)だった。

たしかその日の日替わり定食が麻婆豆腐定食で、隣の方はそれを頼んだ。

なんてことないラーメンをたんたんと食べる私のとなりで同じようにたんたんと食べているように思っていた隣の女性だが、あるときはっと手を挙げて「コーラください!」といった。

コーラ!

思いついたような様子であった。あ、これはコーラだ! と。なにか慌てるように注文していた。

運ばれた瓶のコーラをグラスに注ぎ、それはうまそうに飲むとなりの女性。

麻婆豆腐定食にはっとしてコーラだ。まるで知らない文化だった。

それで思い出したのだが、以前名古屋で有名店にひつまぶしを食べに行ったとき一人客の女性がひつまぶしにあわせてコーラを頼んでいたことがあった。

そのときはひつまぶしが来る前にその女性はコーラをあおった。非常に儀式的でありながら自由さや高い趣味性も思わせ感じ入った。

思えば私はコーラを知らないのだ。

コーラは毒だという教育のもと育った。コーラは教育への反抗の象徴である。

反抗という意味でダイエットコーラやコーラゼロにはいま手を出すが、純正のコーラにはまだ畏れがある。

ラーメンはおぼえたが、コーラにはまだまだおぼえがない。

だから、とくに食事にコーラを合わせる様子にまぶしい思いがある。


ひつまぶしの店でコーラを飲む女性をみたときの記事がこちら。

3600円のひつまぶしの前にコーラで喉を潤す。ちょっと大丈夫か祝祭性、高めすぎだろう。

さては……変態か?!


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まばたきをする体まとめ 2/5~2/17

ここのところよくブログを更新していたのでみどころまとめました!

 

お母さん回

さては、これ嫉妬だな…?

ニンテンドースイッチを買ってくれてありがとう - まばたきをする体

……ええと……わからない、わかりません、どうすればいいですか、どういう態度でいたらいいんすかねこれ、思うも聞く相手は生まれたててである。

お母さん・第一部 完 - まばたきをする体 

子を持つことは産まれなおしであるとよくいう。 母になった直後、赤ん坊みたいに自分のなかにお母さんを探すからじゃないか。

お母さん・第一部 完 - まばたきをする体

病院で先生にそれは「めまい」の一種ではないかといわれたときの「なるほど」には感激した。

それは「めまい」です - まばたきをする体

 破壊衝動というものはそこそこネガティブにエモーショナルなものだと思うが、こういうポジティブな破壊ってあるなと、大人の感覚からしても思った。

小学生の娘のポジティブな破壊 - まばたきをする体 

 

思いで回 

仕事おわりで私だけおなかがすいていたのでドン・キホーテに併設されていたホットクの屋台ではちみつの入ったのを買った。すると店員さんが、そっちの子にもひとつあげる、と彼女にタダでくれたのだった。

かわいい女の子が食べきれないホットクを代わりに捨てる - まばたきをする体


 生活回

わたしはよく、うきうきした気分だけを残して「なぜうきうきしていたのか」その理由を忘れてしまうことがある。

カフェラテとカプチーノを混同しがちだということだけは覚えていた - まばたきをする体

過激なモノ消費とかコト消費とかそういうの以前に、ああいうところはまずもって広大な敷地が延々と適温である。

ショッピングモールに意地を - まばたきをする体

ジャケ買いに失敗しているといえばそれまでなのだが、よく見れば自分には必要ない本だとわかるのにわざわざ失敗している謎の手ごたえがある。

本を買うのがもうずっとむつかしい - まばたきをする体

名前を聞いたことがあるからといって、知ろうとしなければそのものについては何も知らないのだ、私よ。

パストラミという名前を知っているだけなのになれなれしい - まばたきをする体


小鼻の毛穴からすべての毒素が抜けていく回

いつからだろう、私たちは体内には「毒素が」あって、なんらかの方法でそれは「抜ける」というイメージにめっぽう弱い。

小鼻の毛穴からすべての毒素が抜けていく - まばたきをする体

 

ぼちぼち更新していきます。
どうぞどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

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お母さん・第一部 完

上司でデイリーポータルZの編集長である林雄司さんが、つねづねビジネスはごっこ遊びのようだといっていて、ほんとうにそのとおりだなと思い続けている。

この本とか、いまデイリーポータルZで毎週土曜日にやっている「ビジネスポータルZ」シリーズがまさにそんなかんじ。

世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書 - Google 検索

portal.nifty.com


本質はまっとうにビジネスを動かしている、でも動かすにあたってそれがごっこ遊びみたいになってるのが可笑しいということだと思う。

これ子育てもそうだ。

お母さんを演じる、などと書くとチープではずかしいけれど、最初の子どもを産んですぐはどうやってお母さんをやったらいいのかまるで分らないのだ。

長子が体から出てきたとたんにそれはもう急すぎるほど急に人はお母さんになる。

妊娠期間もあったしそりゃ分かってたよ、けど、なんていうか、人が目の前に現れたー!! というインパクトの急さはすごい。

もっとこうじっくり母になるのかと思っていたがそうではなかった。ほんとうにひとは急に母になる。どうしたらいいのだ。

……ええと……わからない、わかりません、どうすればいいですか、どういう態度でいたらいいんすかねこれ、思うも聞く相手は生まれたててである。

そうやって、ええとお母さん、お母さん、と、自分でもお母さんを探しながらお母さんをやっていく。

方法としてはこうだ。

・お母さんらしさを記憶から探り
・記憶のなかの母さん像をおぼろげに発見し
・すがるようによぼよぼトレースする

子を持つことは産まれなおしであるとよくいう。

母になった直後、赤ん坊みたいに自分のなかにお母さんを探すからじゃないか。


去年の夏、近所のイオンでニンテンドースイッチの抽選販売があると知った。

息子が誕生日プレゼントに欲しがっていて、私も娘もみんな欲しい。しかし定価ではなかなか手に入らないようでどうしたものかと思っていた矢先の情報だった。

子どもたちを引き連れ8時半の抽選券配布に並び、しばし待って10時に抽選があった。

左手に長女を手を握り、右手で長男の頭に手を置き(手をつないでもらえないから)まつ。

店員さんが箱のなかから番号の紙を引き、当選番号が順に呼ばれる方式である。

48番さん

ウォォォォォォォ!!!!!!!

はいはいはいはいはい~~~~~~っ!

当たった。

大きく手を挙げて「はい!」と言った私を息子と娘が、お母さん、小さな声でといなす。

抽選券を店員さんに渡し購入引換券をもらったときにも元気よく「ありがとうございます!」と言ってまた2人にはずかしいから! といさめられた。

うざいお母さん、いるいる。

もちろん、「ごっこ遊び」だとねらってはしゃぐお母さんをやったわけではないのだ。私がこういうつい興奮しがちで人に迷惑をかけるタイプなので仕方がない。

でもこれちょっとなんか

お母さん 第一部・完

という感じがあった。

母になりずいぶんだっても、母っぽさをうっかり探す。

息子と娘にははしゃいでごめんとあとでよくあやまった。「そういうときもあるだろうから」と許してくれた。

お母さん 第二部だ。

 

そしてまたニンテンドースイッチの話をしてしまった。
前回のニンテンドースイッチはこちら~!!

mabatakiwosurukarada.hatenablog.com

 

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本を買うのがもうずっとむつかしい

丸腰で本屋に行くと「なんかこうちょっと違う」本ばかり買ってしまう。

あきらかに自分にとってピントが外れた本といえばいいだろうか。メインストーリーを読んでいないのにスピンオフ作品を買ってきてしまうような買い方になりがちなのだ。

修練の問題か。でも昔からもうずっとそうだ。

・書評で見た
・誰かがすすめてくれた
・好きな作家

上のような間違いのない理由で買えば大丈夫なのだが、あてもなく本屋に行くパターンでほぼ確実にセレクトセンスのなさが発揮されてしまう。

娯楽目的のものだったり、実用や勉強方向だったり、ポーズでイキって買うパターンだったり、本を選ぶ態度というのはわりといろいろあるだろう、そのどの目的で買ってもなんだかチョイスがずれる。

メインストーリーを読んでいないのにスピンオフ作品を買ってきてしまう、というのが本当にそのとおりで、ほかには専門知識がないのに専門的なものを買ってしまうとか、装丁が明らかにその道のファン向けのものをファンじゃないのに選んじゃうとか。

ジャケ買いに失敗しているといえばそれまでなのだが、よく見れば自分には必要ない本だとわかるのにわざわざ失敗している謎の手ごたえがある。

カラーバリエーションの多い商品で、わくわく色を選んでひとつ買って帰ると、店で色とりどりだったのが家では1色になってしまい単純にわくわくが減る。それと同時にちょっとちぐはぐな気持になることがある。

なんか足りないというか、肩すかしにあったような。

これが本選びがうまくいかなかった感覚とかなり似ている。

たくさんのなかから感覚だけで漠然と選ぶとあとで不安になるということなんじゃろうかのう。

かなり個人の感覚の話をしてしまったので恐縮して急に語尾がおじいさんになって終わります。

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小鼻の毛穴からすべての毒素が抜けていく

20年くらい前にあった、鼻の毛穴に貼るタイプのパックの流行ぶりはすごかった。

あの頃は老いも若きも男も女もこぞって鼻の毛穴にたまった、なんかカスみたいなやつをパックでピリピリはがしとっては眺めて楽しんでいたものである。

あのカスみたいなもののことを「角栓」というのだということも当時初めて知った気がするし、そもそもあの当時つくられた言葉なのではないか。

流行が一段落し、ああいったパックは肌をいためるのだ、そして下手をすると毛穴をむしろひろげるのだという言説が一般的になって久しい。

しかしあれは美容目的というよりもどちらかといいうと「うわ~! なんか鼻からとれた~!」というエンターテインメント要素のほうが大きかったのではないか。

やってはいけない説が流れはじめてちょっとがっかりしたのを覚えている。

最近ふとその流行を思い出して小鼻の毛穴のことを考えていたことがあった。

しらべてみると美容家電のなかに小鼻の角栓だけを専門にクレンジングするものが売られているようである。

吸引して除去するタイプのものもあるらしい。

なんと吸い出すのか。

原理としてはパックと同じだが、パックよりもいっそう根こそぎという感じが強い。

頭にうかんだのは、その吸引機がもうぐんぐんと鼻の毛穴から角栓、そして角栓のその先にあるなにか毒素のようなものを吸い出す景色であった。

小鼻の毛穴からすべての毒素が抜けていく、そんなイメージだ。

いつからだろう、私たちは体内には「毒素が」あって、なんらかの方法でそれは「抜ける」というイメージにめっぽう弱い。

ヨガで大地のパワーを足の裏から吸い上げ、そして吸引により小鼻の毛穴からすべての毒素は抜けていく。

バカなとは思ったが、しばらくそのイメージにちょっとさいなまれた。


小鼻のパックのやつはまだまだ現役で売られていた、しかも売れているそうだ。

毛穴すっきりパックの使い方

毛穴を吸引する美容家電はこういうやつ。

毛穴吸引 スポットクリア EH2513P 商品概要 | フェイスケア | Panasonic

 

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