まばたきをする体

宇宙がすごい広いんだが

雨がふるというのにシーツを洗濯してしまった。「してしまった」のだったか、「わざとした」のか忘れたが、室内に干すのはちょっと大変だった。

室内で育たずベランダにほうっておいた豆苗がじわじわ成長している。

室内で2~3日でにょーっとのびるいつもの2回目の豆苗とは違い、色が濃く茎も太いように見える。ど根性を感じるのでそう思うだけだろうか。

午前中は仕事をして、午後は休みをもらった。

娘の学童の先生との定期個人面談で娘の様子を聞く。

最近は友人らと手作りの人形劇をしているそうだ。人形といっても布で作るのではなく、絵を描いて切って割りばしにつけるようなもの。

最新作の「ももたろう」で台本を担当した娘は犬・さる・キジの家来のうち犬を猫に変更したらしい。

猫が好きだからだ……!

そこで自由を発揮するのかという、思いもよらないポイントだった。

さらに銀行で来年度の学童関係の手続き。学童に子どもをお願いするのはこれで6年目なのでおそらく6回おなじ手続きをしているはずだ。

が、まったく思い出せない。1回くらいは覚えがあるが、本当にこれ6回目なのかというくらい新鮮な体験だった(といっても振込用紙を窓口に持っていくだけなのだが)。

ああ、あとは、あとはそうなのだ。私はiPadを買わねばならない。

娘の通信教材を来年度からタブレット受講にすることにした。教材がiOSでしか動かないそうなのだ。

ガジェットを買うのはとても苦手だ。教材の動作確認のとれているiPadの一覧があり、そこから一番古く低スペックなものを買おうと思う。

しかし古いと数年受講するあいだに動作確認外の端末になってしまわないか不安もある。

最新のiPadがおもったほど高くないということもわかったが、タッチペンが高いというじゃないか。

iPadは数年に一度、欲しいなと思って調べると高くて毎回びっくりする。そういうことわざみたいな存在だった。

しかし4月までには買わねば。

今日は買おうと思ったが買えなかった。

娘を英語学童に迎えに行ってきょうのできごとをヒップホップのコールアンドレスポンスでお互い歌いながら帰宅。

息子も塾から帰って来た。

宇宙がすごい広いんだが!

というので、それは知っていますよというと、理科で習っている「宇宙」の学習範囲が広すぎる、ということだった。

宇宙がひろいので仕方なかろう。

鳩が死んでいるのではないか

駅のホームでは鳩が死んでいるのではないかと思うことがたまにある。

点々と羽が落ちているとそう思う。

いつか、ホームを歩いていて鳩の羽があちこちに落ちていてその先で鳩が死んでいた。

会社についてチョコレートを食べてから仕事をした。執務室はとてもあたたかいので会社においてあるチョコレートはぜんぶぬるぬるしている。

昼は同僚と2人で外にごはんを食べに行った。いつも並んでいる中華料理屋に今日こそはと思って行ったらやはり並んでいてあきらめた。向かいのイタリア料理の店も3組待ちだったのでなんとなくやめた。

たいていすいているカレーの店に行く。すいてはいなかったが席はあってL型のテーブルに通された。

まえにテレビで見たことがある。デートで飲食店に行ったときに差し向かいだと顔をつきあわせるかたちになってしゃべりづらい、並びだと近くて照れる、L字で90度の角度で座るのが一番いいのだそうだ。

そういう、いつまでも覚えているテレビでみた情報というのが結構ある。

午後は会議に出て仕事をして帰った。

家にスパゲティの乾麺があるのを期待してスパゲティのソースだけ買って帰ったら乾麺はなかった。

あわあわほかのもので晩ご飯を用意する。娘がふと現れ「うわあ」とびっくりした。わたしの声でむすめも驚いていた。このように、びっくりが連鎖することが我が家ではよくある。

帰って来たとき娘が言った「ただいま」を聞き漏らしたのだった。

いっぽう息子は最近「自学」という宿題、自主学習のことのようだ、で、小説を書いて先生にみせている。この日は小説の案がうかばず難儀して、どうにもならないようだった。

最近偶然、別々の知り合いが名手のエッセイを模写しているとSNSに書いていたのを思い出して息子にもすすめた。

小学生向けの生物学のエッセイを模写することにしたようで、終わって「作者は思ったよりもテーマのことばかり書いていることが分かった」と言っていた。

一時の気の迷いではなく本気

日曜のゆっくりする日がはじまった。

ぼやぼやご飯を食べて洗濯をして、やることを書きだした。

・ファンデーションがなくなったので買う
・タイツがボロボロなので買う
・息子にマンガを買う

前日、本屋の前をとおりがかって息子が買っているマンガの最新刊が出たのに気づいたのだ。人気の最新マンガをディスプレイしてくれるの、すごく助かる。

ストーブの前でTODOを書き出していたら娘がおきてストーブと私の間に入り込んできた。

「おかあさんはドーナツのにおいがする、あときゅうりのにおいもする」とのこと。

息子が午後から友達とあそぶそうなので、午前中のうちにマンガを買いに行くことにした。

そうして本屋で品定めしながらはっとした。子どもたちはもう小学生なのだから、お小遣いをあげたらいいんじゃないか。

うちはお小遣い制度がない。子どもたちはとくべつ自分で買い物をせずに与えられたものでくらしている。

お小遣いがほしいと言われたことは一度もなく、なんとなくそのままでやってきた。

子育てというのはなんの方針もないとただ日々をやりすごすだけで子どもが大きくなるのでたまにちょっとぞっとする(ネガティブな意味だけではなく、なんというか身体的に)ことがある。

マンガのほかに100円ショップでノートを買って一旦帰った。

午後は息子が遊びにでかけ、仕切りなおして娘と2人でタイツと化粧品を買いに出た。

ミカヅキモモコという雑貨の店があって、前をとおりかかると娘が無言で押して入店させようとするので笑って押し返した。娘も笑った。

娘はSサイズの、私はMサイズのタイツを買った。ファンデーションは目的のものは色がなかったので第二希望で妥協する。

店はポイント10倍の日で、会計前に頭で計算すればわかることなのだがあとでレシートを見たら思った以上にポイントがついていてこれが10倍のちからかと驚いた。

これまでずっと、あまりポイント制度に踊らされたくないとポイントが倍にならない日でもなんでも自分の都合にそって買い物をしていた。

しかし……そうか……。これがポイント10倍というなのか……。くやしいことだ。

帰りにまたミカヅキモモコの前で娘が押してきたので今度は入って少しひやかした。欲しいものはみつからないようだった。

そのまま和菓子屋でおやつを買いたいというので寄る。スタンプカードにスタンプを集めたいらしい。

先日この店で子ども用のスタンプカードを集めてもらえる景品に娘は目をつけていた。一時の気の迷いだと思っていたが本気のようだ。

ポイントとスタンプについて考える外出だった。

帰って買ったお菓子を食べてぼんやりしてから夜は近所の友人の家で手巻き寿司を食べた。

女性も男性もいたのだが、自然と話題の好みで男性だけのグループと女性だけのグループにわかれた。

男性は健康の、女性は教育の話をしていた。

性差についてはこれまでできるだけ積極的に懐疑的に生きてきた。のだが、最近やはりある性差については受け入れようという気持ちになっている。

1Fだが地階のようだ

仙台に行くんだ。

朝はやくにお化粧して厚着してやいやいやいと出かけた。

駅までに大きな横断歩道を一か所渡る。信号を待っていたら足元に車にふまれたらしくぼろぼろになっているシャーペンが落ちていて、自分のものに似ているのでおやと思い見たが勘違いだった。

東京駅で新幹線に上手に乗れるか心配でそわそわ落ち着かないまま移動した。東海道新幹線以外の新幹線は慣れずむつかしい。

東京駅はこれはという混雑だった。土曜日の朝はやくでも人は起きて動くのだということは知っていたがこれほどか。新幹線の乗り場へ入る改札に行列ができているのを見て気が急く。

焦ってもうすぐにも出発する新幹線の切符を券売機で買ってしまった。その次のでも十分間に合うのに。

「焦ると早い方を選んでしまうのなんなんだ?」と思いながら食料など何も買えずに新幹線に乗り込んで仙台に着くまでずっとお腹がすいていた。

車内で娘からの、チョコエッグ3日目の結果が届く(ディズニーツムツムの3連のチョコエッグを買って毎日開けているのだ)。

結果は「デイジー」だった。

オラフ、オラフときてさあどうなるか!? という大事な局面。むすめの希望のキャラクターが出てよかった。

お腹をすかせて仙台についた。ちくわパンとずんだシェイクを買って観光者としての態度をまっとうする。

それにしても仙台の圧倒的なイメージの良さはなんだろう。

萩の月がうまいからだろうか。

仙台駅は1Fだとばかり思っていたところが実は2Fだった。そしてここが本当の1Fだというところにいくと雰囲気がとても地階っぽい。かっこいい。

今回はヘボコンを国営みちのくの杜湖畔公園というところでやることになり司会係でやってきた。

ヘボコンの主催者で同僚の石川くんと合流しバスで向かう。道中車窓におはぎで有名な「主婦の店さいち」が見え驚愕。そうだ、すっかり忘れていた。仙台の秋保温泉にはさいちがあるのだ……!

そして大会は大成功だった。

帰りがけに審査員としてきてくださった仙台高専の桜庭先生に学校に連れて行っていただいてロボコン活動を案内してもらうことができた(!)。

高専の設備の手先を動かさせる意気の強さにしびれきった。工学系の人生というのはとても地道かつエキサイティングなんだろうと思う。

帰り、宮城のPRキャラクターの存在に気づく。このキャラクターは存在はよく知っていてこれまで勝手に「おむすび侍」と呼んでかわいいなと思っていたのだ。

本名は むすび丸 だった。知れてうれしい。駅のおみやげ売り場に顔の形の土鈴があったので欲しかったが家に飾る場所がない。諦めて小さなマスコットを買った。

ビールと牛タン弁当を買って新幹線に乗って帰った。

この2階建ての牛タン弁当、蓋がひとつで一気にふたつ分しめられるようになっていて感心した。

 

追伸
むすび丸はこれです。

 

ヘボコンの様子はNHKニュースの地域のほんわか話題のコーナーで取り上げてもらってました。

あ、あとちくわパンとずんだシェイクはこれです。

 

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ドライな関係にあこがれる時代があった

チョコエッグ2日目。今日も娘はオラフを引き当てた。

チョコエッグの3連パックにはこういう無情なところがあるのだ。私も娘もこのことは知っている。

3年前のバレンタインにわたしは娘に「アナと雪の女王」のチョコエッグをプレゼントした。

このとき出たのは、クリストフ、クリストフ、トロールであった。

前日塾で夜宿題ができなかった息子が登校時間まぎわになって宿題のことを思いだした。

大慌てであれこれ仕上げて、のこりは日記。これはまずいというぎりぎりの時間だったが息子には余裕がある。

ごめん気づいてあげられなくて、というと笑っていた。

雑に仕上げていそいで学校に向かおうとするあいだ「あわてて転ばないでね」と2回言って「2回言わなくても大丈夫だから」とのことだったが心配だったので玄関までのあいだにあと2回言った。

転んでないか見についていきたいくらいだ。

10代から20代くらいのころ私はドライな関係にあこがれていた。そういう雰囲気の時代だったと思う(90年代とかゼロ年代とか)。

恋人も友達も親子も兄弟も夫婦も、もちろん将来は子どもとも、なれあわず自立しかまわないドライな関係でありたいと思っていた。

ドライというのは私の性質にはかなり遠いなと気づいたのは36歳くらいになってからじゃないか。

強いぐずぐずの嫉妬、所有欲、できない自立、依存。おおおおお。

子どものことも信頼して任せるべき部分もつい余分に心配しすぎる。

落ち着いて今日こそ皮膚科へ。薬をもらってそのあしで会社にいって仕事。

夜にたくさんの方に会って撮影する案件があった。お腹が鳴ったり集中がきれたらどうしようと思ってパンを2つと大きなカフェラテとゆで卵を買って急いで食べて飲んだたら満腹になった。

撮影はうまくいった。

明日は朝から仙台に行くので早く寝ようと思ったが楽しみでふるえて興奮して目がさえた。ずんだは何キロ買って帰ればいいだろう。

元来の姿ではなくまんじゅうのような形をしている

昨日のうちにカルディで家族へのバレンタインプレゼントを買っていたので朝起きるのがたのしみだった。

娘はディズニーツムツムの、ゲームはしらないが絵柄が好きなのでディズニーツムツムのフィギュアが入っているチョコエッグの3個パックをあげた。

息子は抹茶が好きなので抹茶ねじり飴を。

そして人類は醤油が好きだろうから夫には醤油をあげた。

みんな喜んでくれていたのでよかった。娘はほかの2人よりも物欲があるのでよくよろこんでくれていた。

ひとつめのチョコエッグには「アナと雪の女王」のオラフが入っていた。

ディズニーツムツムバージョンなのでもともとのオラフの形ではなくまんじゅうのような形をしている。

すべてのキャラクターがまんじゅうのようなのがこのツムツムシリーズのアイデンティティだ。

どういう文化だろうかなと思うが、こういうものなんですといわれると、そうですかといういうしかない。

会社で仕事。取引先の方からわざわざ郵送でチョコレートがとどき恐縮する。そしてとてもうれしい。ありがたや。

渋谷に移動、打ち合わせをして夜はヒカリエのコワーキングスペース、MOVのイベントの打ち合わせに出た。

自分よりもすこし年上らしきとてもすてきな女性がいて見入る。わたしはこのあいだ40歳になった。これくらいの年からはセクシーなのもいいなと思った。

帰っておでんを食べて早々に寝た。

2時ごろ目が覚めたのでMOVのイベントでするトークの内容を考えた。「これは面白いぞ」と興奮して4時ごろまで布団のなかでフガフガ言っていた。

また寝ていつもの時間に起きたが興奮したトークの内容はあまりおもしろくない気もする。



ヒカリエ8FのコワーキングスペースMOVのイベント「MOV市」は2/23(土)のこちらです!よろしければぜひ!

デイリーポータルZの出展
声がでかい人としての生き方トーク

 

色を感じろ

娘は物事に色を見ようとする。

あさ、「5年生」にどんな色を感じる? ときかれた。なんだったか、前も漠然としたもののイメージカラーをきいいてきたことがあった。

1年生から6年生まで、娘の考える色を教えてもらった。私も考えて伝えた。

息子は青春小説をよく読む。イスを作る若者たちの話とか、アウトドアが好きな若者たちの話とか。いまは駅伝をがんばる若者たちの話を読んでいるようだ。

聞くと若者の話の本が、教室だとか図書館だとか手にとどくところにたくさんあるのだそうだ。

コワーキングスペースで朝から仕事。この記事の撮影で買ったすっぱい飴を食べたら口内炎にしみて酸っぱさが50倍に感じられた。

でもなぜか2つ3つと食べてしまってそのたびにすっぱがった。

夕方仕事を終えて、友達の臼井さんちへ。臼井さんのことが好きすぎてたまに会ってだらだらしゃべると本当に気分が良くなる。

ちょうどこれあるから食べようと出してもらったのがそれはそれはうまい骨付き肉で、しゃぶりながら人生について話した。

ほんの少しの時間だったが風呂上がりのようにさっぱりして帰宅。

帰ると夫がから揚げを揚げてくれていた。おいしい。

そしてなんだかよくわからないのだが全員いつもよりかなり早めに寝た。

自分の意思のないところで、すっぱいけど食べちゃうし、早く寝ちゃう日だった。