まばたきをする体

感謝の気持ちと不義理な予感のまざり

あさ、ロールパンを2つ食べたがまるで食べたらず、しかしさくっと食べられるものがなにもなかった。しかたない。

これが「がまん」だよなとなんとなく急に思った。

今朝は娘をつれて昨年した骨折の経過観察の診察に行く。学校には遅刻の連絡をしておいた。

ちょうど去年のゴールデンウィークの1日目、娘は妹の家の近くの公園で遊具から落ちてひじを骨折したのだった。

お医者にかかるとかなりむつかしい具合に骨折しているということで手術した。3か月後に抜釘のためまた手術した。

その後も定期的に診察にきている。入院して手術をして良くしてもらった病院なので愛着があるし、勝手知ったるなれなれしい良い気分だ。

診察結果は問題なしということだった。ほんとうにすっかり良くなったのだ。あんなに熱を持って3倍くらいにはれて、事故の当日は痛くて痛くて泣いていた。手術のあともピンとうでを伸ばすのはおそろしいようで、なかなかまっすぐにはならなかった。それがなおったのだ。医師の存在のありがたさがすごい。おがむようにありがとうございます、ありがとうございますと言った。

成長するなかで問題が出ないか、この後も年に1度、3年は様子をみましょうということで、1年後の予約をした。

忘れそうだ。

感謝の気持ちと予約を忘れそうな不義理な予感が一瞬でまぜあわさる。

すみやかにGoogleカレンダーに入れるべきだが、忘れそう! というプレッシャーで慌てて逆にすぐに入れられなかった。こういう、プレッシャーががかることでなぜかむしろ自ら忘れる方に向かうみたいなことがある。

精算機のガイド音声があいかわらず色っぽいのを娘と一緒に確かめてにやにやしてから、帰って娘を学校に送り私は仕事へ。

途中大きな公園に鯉のぼりが揚がっているのをみた。そうだ、うちも鯉のぼりを出さねば。

忘れそうだ。

帰ると娘も帰ってきた。昨日から悩んでいる、学校で使うので買う書道バッグのデザインをあらためて迷っていた。

どうにも決まらず、今晩寝たら明日こそ正解がわかるかもしれないからと寝かせた。

息子は塾から帰ってきてご飯を食べてすぐ寝た。やっぱり俺は「暗殺教室」をもっとちゃんと読もうと思うといって寝た。

診察の予約をGoogleカレンダーに入れるのも鯉のぼりを出すのも忘れていた。

 

ゲシュタルト崩壊まであと3秒

きのう父母が買ってきてくれた団子とプチシュークリームで朝ごはん。あまいものは朝ごはんとして食べるのが精神的にいちばん良い。

洋菓子が好きな娘はプチシューを、和菓子が好きな私と息子は団子を食べた。プチシュー1個と団子1個が等価交換として成立した。

息子が学校に行き、みると連絡帳を忘れている。ちょうど先生への連絡事項を書いていたのでこれから学校に行く娘に持っていってもらった。

そうして娘がでかけたあと、テーブルの上に娘の筆箱が置きっぱなしだった。忘れ物を玉突きにしてどうする。

仕事へ行って、帰りにスーパーに寄った。

肉、魚、野菜、飲み物はがさっとネットスーパーで買うようになってかなり手間がはぶけたが、果物やお菓子はちょこちょこ買い足す必要がある。

家にたくさんあるとたくさん食べてしまうからだ。バナナとヨーグルトを買って帰った。

洗濯物をたたんでいると息子も帰ってきて、漢字の書き取りの宿題をしはじめた。

ゲシュタルト崩壊まで……3・2・1…」とカウントダウンでゲシュタルト崩壊の時を迎えていた。

ほんとに3秒で崩壊した? と聞くと、した。とのことだ。

娘も書道セットの購入の案内を持って帰宅。

書道セットは自由購入でも学校推薦の業者から買うのでもよく、子どもは学校推薦の業者からカタログ兼集金袋をもらってくる。

業者から買う場合は集金袋にいくつか掲載されいる書道バッグのデザインから選ぶのだ。

息子の時代は分かりやすくダサいデザインが多くて笑ったものだが、SNS的な場所でそのデザイン性の低さがよく話題になったからか以前よりだいぶ改善したように見えた。

娘は集金袋と、ネットショッピングの検索をなんども見て熟考していた。

私が子どものころは書道セットは黒か赤のカバンしかなくて、私は黒を選んだのをはっと思い出した。女児は赤みたいな流れが一応はあったのだが、人とは違う選択がしてみたくなったのを覚えている。

なんで黒なの? と聞かれると、汚れが目立たないからと答えていた。

食後に息子が映画の「タクシー4」をみはじめた。「タクシー」も「タクシー2」も「タクシー3」も、私が留守のあいだにもう観たのだそうだ。

「タクシー」ってあれだ。リュック・ベッソンのやつだ。

「タクシー」はそれこそ1998年の公開当時は全員観たくらいのヒット作だと思うが、「タクシー4」を観る人ははじめて見た。というか、4があるのか。

息子はすっかり「タクシー」の常連らしく「こいつがダメなんだよな」などとキャラクターに愛着まで持っていた。

ちなみに「タクシー」は5作目が去年公開されていたらしい。もう少し公開が遅ければ息子は堂々たる「タクシー」ファンとして劇場に行けたろうに、残念だ。

娘はまだ書道セットで悩んでいる。いっかい保留にして今日のところは寝よう、寝たら正解がわかるかもしれないからと寝かせた。

 

例文に怒る

なんとなく購入を許容しているうちに、ふりかけの種類が豊富な家になっていた。

ゆかり、のりたま、すきやき、ごましお、塩昆布がある。

あさ、はじめてその全部をテーブルに並べた。のりたまとすきやきとごましおはどれも永谷園のものだが、内容量がそれぞれかなり違うのに気づいた。値段はどれも同じではなかったか。

「のりたまが一番量が少ない」
「高価だ」

などといいながら子どもらとそれぞれ好きなふりかけを選んで朝ご飯を食べた。

食後に漢字の宿題をしていた息子が「晩」の字の例文として

ここのところ毎晩ご飯がカレーだ

と書いている。うち毎晩カレーじゃないじゃん! というと、例文だから! と返され、確かに例文に怒ることはなかった。

娘がきのう通学路で会った友達に下の名前で呼ばれていたのを思い出し、なんとなく「学校では名前でよばれてるの?」と聞いた。

「なんて呼ばれてるか、調べたことないからわからない」

ということだった。そう言われてみると、自分がなんと呼ばれているか意識して調査したことは私もない。でもだいたいは分かるぞ。

会社へ。夜に大きな声を出す仕事をいただき頑張って声を出した。終わってちょっと照れた。「やってる感じ」があたりより際立つと照れるものだと思う。

家に帰ると父母がいた。今日は少し帰りが遅くなることが分かっていたので前もって娘のケアを頼んでおいたのだ。

父母はよくテレビを見る人たちだ。娘も一緒にテレビのニュースを見ていた。あと母は団子を食べていた。

息子が団子が好きなので勝ってきてくれたらしい。父と母と別々に来る際にそれぞれが団子を買ってきていて、一気に団子あふれる家になった。ありがたい。

家にある手羽元を使ってくれといっておいたら母がカレーにしてくれていた。

カレールーは油が多すぎるので控えめにして、小麦粉とカレー粉も使って作ったんだそうだ。おいしかった。

ホウレン草の胡麻和えを作るためにすりごまも買ってきてあって、私が使っている、家にあるすりごまよりうんと良いやつだった。母はむかしから良い食材を選ぼうとする人だ。

息子が塾から帰るのとちょうど入れ違いで父母は帰っていった。

家がすいてゆったりした。うちはとても狭い。

カレーが残った。明日もカレーだな。

 

そうとう飛べます

大事に使っていた、あんこのチューブをほとんど使い切った。

我が家ではチューブ系のものはチューブの状態で中身が出てこなくなるとチューブをハサミで切って中をかきだして使う文化がある。

かきだしてはせっせと息子のパンの上に乗せていたら娘にウケた。どんなことでも笑ってもらえるとうれしい。私もえへへと笑った。

息子は学校へ行き、娘と一緒に家を出た。途中で娘は友達に会って連れだって行った。朝自宅でやった検尿の話をしていた(検尿の提出日だったのだ)。

会社へ。昼休みは立ち食い蕎麦の店に行った。最近わたしはあるカードに加入し、特典としてこの立ち食い蕎麦の店でわかめの無料トッピングを得られる立場になったのだ。最高の立場だ。

かき揚げ蕎麦に、お願いしてわかめのトッピングをしてもらった。レシートに「わかめ 無料」と書いてあった。

仕事に戻り午後は会議。みんなで同僚のお土産の缶のクッキーを食べた。

帰り際、娘の公文から「教室を退出しました」というメールがきていた。最近の公文はそういうサービスがあるのだ。

娘が家に帰りついたとき誰かがいないよりもいたほうがうれしいだろうと思って急いで帰ったら、駐輪場に自転車が置いてあり娘はすでに帰っていた。

お帰りといわれてうれしかった。

息子は塾に出ているので娘とさきに晩ご飯。娘が納豆を混ぜるときに考えていることを教えてくれた。

パックの角にお箸を沿わせるとすき間があく、その隙間にまたお箸を差し込むように混ぜていくんだそうだ。

かなり感覚的なことをてらいなく共有してくれてとてもうれしい。頭のなかのギリギリのイメージまでぜひ話してほしいと思う。

食後、娘は学校で運動会の表紙の候補にエントリーする絵をかなり頑張って描いていた。こういうとき、もし選ばれなかったとき悲しまないようになにか予防線を張りたいななどと思ってしまうな。仕上がりの写真を撮っておいた。

息子も帰ってきて、ご飯を食べながら一緒にチェインスモーカーズの曲を聴く。

聴きながら、以前買ってそういえば使っていなかった頭のマッサージ機を久しぶりに出して使った。気持ち良すぎて目の焦点が合わなくなっていたら息子がその顔を真似していた。

 相当飛べます。

 

スプレーで落書きされてる場合じゃない

息子と早起きして近くの私立の中高一貫校でやる模試のようなものを受けに行く。塾の先生にすすめられたのだ。

会場の学校は自宅に近いがどういうところかまるで知らない。母子でふるえながら歩いた。

「すごいさ……スプレーでがーって落書きとかしてある学校だったらどうしよう」
「ファサーってあたりを古新聞が舞ってたりして」

息子が描く荒廃は荒れていたころのニューヨークのイメージなんだなということがわかった。なんでだ。

そんな会場だったらめっちゃいやだねと話しながら到着するととてもきれいで近代的な学校だった。

息子がテストを受けるあいだ、私は父母の説明会というのに出席した。中学受験の挑みかたなどを聞く。

「男子は共学か男子校か、女子は共学か女子校かを選ぶ必要があります」と配られた紙に書いてあって、当たり前っぽい感じや2回に分けて書かなくてもいいところが良くてじわじわきた。

会場の学校のパンフレットももらった。「ダライ・ラマ法王が来校されました」とあり一気に興奮。ダライ・ラマ法王って来てくれちゃうものなのか。それはもうスプレーで落書きされてる場合じゃない。

学校説明の時間もあったがダライ・ラマ法王の件には触れられず残念だった。

終わって息子と落合い帰宅。そばを茹でて朝は寝ていた娘も一緒に食べた。遠方に移り住みこの週末にやってきている夫は1日1食しかとらない生活を送っているそうであまりたくさんは要らないようだ。

区議会選挙に出ている夫の友人が演説しながら近所を歩いてやってきて、夫はベランダから声援を送っていた。

さて、昨今の最大の懸念事項である、子どもたちの体育着のゼッケンつけをやるらねばならない。昨日買っておいたゼッケンの面積が足りなかったのだ。

買いにいって付けた。一気にほっとした。

やらなきゃやらなきゃ、時間がないない! と思っていたが、終わったらずいぶん時間に余裕はあった。だいたい私はそういう、前のめりでつまずきそうになった拍子に足が出て進むような、つんのめった生き方をしているなと思う。

夕方になり今日は渋谷の東京カルチャーカルチャーであるイベント「国語辞典ナイト」の日だ。数年前から司会をやっていて、毎回本当に楽しみにしているのだ。

大変なもりあがりでとどこおりなく終わってほっとした。反省点もあったので次回はもっとうまくやれると思う。

帰ると寝ていた夫が起きて山に帰って行った。

私はビールを飲んで友達とLINEでやりとりした。実はジャガリコを食べた。

 

小川陽子はふたりいる

起きると、先日山間部に引っ越した夫が仕事がやすみだそうで居た。せんべいをくれたので食べた。

せんべいのほかにも山ぶどうのジャムと赤カブのつけものと、自宅の近くで採ったつくしをたくさんお土産に持ってきてくれていた。

昔話の世界からきたのかな。

息子も起きてきた。夫から塩ようかんをもらっていた。

息子は作文教室へ。今日もおじいさん先生がプールに連れて行ってくれるんだそうだ。娘も起きてきてぼやぼやご飯。夫は新居に運びきれず残していた荷物をダンボールに続々と詰めている。

娘と相談し、神様を何体か持っていってくれないかたのんだ。夫は若いころあちこち旅行にいっては仏神的な置物を買っておりある。

娘は少し怖いなと感じていたらしい。

神様は数人連れて行ってもらうことになった。全部持っていくとこの家から神様がいなくなるのだぞと夫が言うので、棒みたいなやつは置いていってもうらことにした。あと、エンパイアステートビルが光るみたいな置物も荷物に積んでいた。

私はあまりものをもたずに暮らしているのだが夫は本や雑誌や神様などたくさんのものを持っていたのだなということが今回の引っ越しで分かった。

家にものがずいぶんなくなり空いた。息子とDJ機材を買おうかと話している。

昼にラジオに出させてもらうことになっており浜松町の文化放送へ。とどこおりなおく終わり、途中下車してフレッシュネスバーガーでなんとなくビールを飲んだ。

夫が子どもたちをつれて私の実家に炊飯器をもらいに行くというので合流、ついでに母に晩ご飯をごちそうになった。

竹の子ご飯と、魚の干物と、アスパラのベーコン巻きと、野菜と油揚げの炒め物と、ニラとひき肉の炒めものと母の食卓はいつも品数が多い。いろいろ食べられてうれしくなった。夫が摘んだつくしもオムレツになって出てきた。

夫の新しい職場には土地柄、苗字が同じ人が多く下の名前で呼ぶことが多いという話になった。

母もむかし勤め先に同姓同名の人がいたことがあったそうだ。小川陽子が2人いたから、1人は小川さん、私は陽子さんって呼ばれてた、とのこと。

まったく別人で見分けはつくのだが名前が同じなので呼び分けに工夫がいるというのはおもしろい。名前の不思議だ。

帰って子どもらの体操着のゼッケンを付け替えようとしたら買ったアイロンプリントの面積がたりなかった。

「きっと足りないだろう」とおもって2袋買ったのだがそれでもだめか。「きっと」の強度が甘かった。

小川陽子はふたりいる

起きると、先日山間部に引っ越した夫が仕事がやすみだそうで居た。せんべいをくれたので食べた。

せんべいのほかにも山ぶどうのジャムと赤カブのつけものと、自宅の近くで採ったつくしをたくさんお土産に持ってきてくれていた。

昔話の世界からきたのかな。

息子も起きてきた。夫から塩ようかんをもらっていた。

息子は作文教室へ。今日もおじいさん先生がプールに連れて行ってくれるんだそうだ。娘も起きてきてぼやぼやご飯。夫は新居に運びきれず残していた荷物をダンボールに続々と詰めている。

娘と相談し、神様を何体か持っていってくれないかたのんだ。夫は若いころあちこち旅行にいっては仏神的な置物を買っておりある。

娘は少し怖いなと感じていたらしい。

神様は数人連れて行ってもらうことになった。全部持っていくとこの家から神様がいなくなるのだぞと夫が言うので、棒みたいなやつは置いていってもうらことになった。あと、エンパイアステートビルが光るみたいな置物も荷物に積んでいた。

私はあまりものをもたずに暮らしているのだが夫は本や雑誌や神様などたくさんのものを持っていたのだなということが今回の引っ越しで分かった。

家にものがずいぶんなくなり空いた。息子とDJ機材を買おうかと話している。

昼にラジオに出させてもらうことになっており浜松町の文化放送へ。とどこおりなおく終わり、途中下車してフレッシュネスバーガーでなんとなくビールを飲んだ。

夫が子どもたちをつれて私の実家に炊飯器をもらいに行くというので合流、ついでに母に晩ご飯をごちそうになった。

竹の子ご飯と、魚の干物と、アスパラのベーコン巻きと、野菜と油揚げの炒め物と、ニラとひき肉の炒めものと母の食卓はいつも品数が多い。いろいろ食べられてうれしくなった。夫が摘んだつくしもオムレツになって出てきた。

夫の新しい職場には土地柄、苗字が同じ人が多く下の名前で呼ぶことが多いという話になった。

母もむかし勤め先に同姓同名の人がいたことがあったそうだ。小川陽子が2人いたから、1人は小川さん、私は陽子さんって呼ばれてた、とのこと。

まったく別人で見分けはつくのだが名前が同じなので呼び分けに工夫がいるというのはおもしろい。名前の不思議だ。

帰って子どもらの体操着のゼッケンを付け替えようとしたら買ったアイロンプリントの面積がたりなかった。

「きっと足りないだろう」とおもって2袋買ったのだがそれでもだめか。「きっと」の強度が甘かった。