まばたきをする体

新聞切り抜きの会

12/9

起きたら息子が作文教室の課題で新聞の切り抜きを模造紙に貼っていた。早くから起きて取り組んでいたらしい。
 
中断させて朝ごはん、娘が起きたのでこっちにも朝ごはん、洗濯したり掃除したりしいる間も息子はずっと新聞の切り抜きを模造紙に貼っている。
 
娘に学校や公文の宿題をやらせながら少し仕事をした。そこそこ時間がかかったように思ったが、まだ息子は新聞の切り抜きを模造紙に貼っているのだ。
 
そんなに模造紙に新聞って貼れるものだろうか。
 
聞くと、朝からなにもはかどっていないという。どうしたものかと考えながら模造紙と新聞の切り抜きを見たりぼんやりしていたのだそうだ。
 
4時間くらいそうしていたんじゃないか。ずいぶんぼんやりしたもんだ。そしてまだぼんやりしている。
 
先生になにをどう指導されているのかわからないので私は応援するくらいしかできず、昼ご飯の(昼の時間になっていた)パンを買いに娘とでかけた。
 
息子に筆ペンを買ってきてくれといわれたのでついでに買う。レジを通していたら電話がかかってきて息子だった。筆ペンは大丈夫かと言われた。どうやら重要なもののようだ。
 
大丈夫だ買った、ただし500円と高額だったと伝えたら恐縮していた。本当に恐縮していたのでフォローした。余計なことを言ってしまった。
 
3人でパンを食べて午後は午前中いっぱい息子がやっていた新聞の切り抜きを持ち寄る集まりあるそうで娘も私もついて行った。新聞を切り抜いて貼る会というのがあるのだ、息子の作文教室には。
 
到着すると仲間が先についており、息子と「よう」と言い合ってコツンとげんこつを合わせていた。
 
そんなかっこいい挨拶を……!
 
目をみはるが静かにした。
 
会場では本当に子どもがみんなで新聞を切り抜いていた。そして貼っていた。
 
主旨が分かったので少し私も息子にアドバイスなどした。息子は題字を筆ペンで書いた。上手くいった。
 
上手く書けたじゃん! と感嘆したしたら息子がげんこつを出してきたのでコツンと合わせた。
 
おお……。
 
会場は市民会館で、先生が宴会場のような場所を予備部屋として押さえていたので(つきそいで来ただけの娘が暇だろうと思って気を回してくださったようだ)そこで娘に写真を撮らせるなどしてひまをつぶした。
 

https://www.instagram.com/p/BrKO7ZBDD1A/

 

娘は写真を撮るのが好きだ。

切り抜きはこの会に参加したことで終わりが見えたようだった。さらに持ち帰って仕上げるそうだ。

帰って鍋を食べてTHE MANZAI を観た。おぎやはぎが一番おもしろかった。

 
息子はどうも外出時に着ている薄手の上着を寝るときにも着ているようだ。このことには前からなんとなく気づいてはいて意識下でもよもよとしていたのだ。だがこの夜、ハッと「厚手の寝間着を出してやろう!」と、ものすごくシンプルなことなのにやっと気づいた。
 
なんとなく気づいてはいるがもよーっと放っておいていて、あるときハッと「こうすればよいのだ!」と思うことがたまにある。

 

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コーラはパーティーとしての意識

12/8

近所のスーパーに行ったらへんなキウイが売られていて静かに笑う。
 
ずっと通っているスーパーなのにまったく気づかなかった。生きるよろこびを感じた。
 

 
午後、友人の谷田くんの家に行くのにバスを待っていたら目の前を緑色の大きなバイクが通りすぎていった。
 
ここいらでは何度か見かけたことのあるバイクだ。
 
それで思ったのだが、特徴的なバイクだから気になる→次に見かけたときに「あ、また」と思う→たびたび見かけるあのバイクだと認識する、のだろう。
 
これがもし普通のバイクだったら何度みかけても気づけない。
 
よく見かけるバイクがある一方、よく見かけることに気づいていないがよく見かけているバイクもあるということだ。バイクにかぎらず人もだな。
 
谷田くんの家はバスに乗り15分くらいのところにある。バスを降りて集合場所まで歩いていたら目の前をまたあの緑の大きなバイクが通り過ぎた。
 
そんなことあるのか。
 
友人のアキさんが待っていて谷田くんが迎えに来てくれて、セブンイレブンでコーラとシューアイスを買ってながいさんの待ってる家へ。お酒は飲まない集まりだ。
 
コーラはカロリーがちゃんと入っているやつにした。パーティーとしての意識である。
 
谷田くんはセブンイレブンで「ワールドトリガー」の最新刊を買っていた。
 
ながいさんがジンギスカンを焼いてくれてひとしきり食べて、へんな形のキウイも食べて、アキさんが持ってきたシュトーレンも食べてWii桃太郎電鉄をやって帰った。
 
塾のテストを終えた息子と落ちあい本屋で「僕のヒーローアカデミア」の最新刊を買って(「ワールドトリガー」も読んでみようと思って1巻を探したがなかった)、スーパーで刺身を買う。
 
刺身を食べたあとAmazonで「ワールドトリガー」の1巻を探したらKindleで試し読み1巻無料になっていて(!)読んだ。おもしろい。
 
世の中のコンテンツ、おもしろいものが多すぎ説がいよいよ強固だ。おもしろいものが多すぎて世界が終わるということはないだろうから、おもしろいものが多いまま世界の日々は続くのだ、どう続くんだ。
 
桃太郎電鉄は実ははじめてやったのだが面白かったのでiPhoneアプリで入れた。みんなでやるのがおもしろいんだろうとは思うのだが1人でやってもおもしろかった。

 

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結婚式にmaroon5が来てびっくりする

12/7

アゴの荒れた日が続いている。
 
そのうちなおるのでほうっている。TODOリストに「土曜日 皮膚科」と書くだけ書いた。
 
娘が「グァッ…グ、グアッ」となにか本気で力を入れていて「だめだ…取れない…」というのでどうしたか聞いたらパジャマにこびりついて乾いたご飯粒をはがそうとしていた。取ってやった。
 
自宅から撮影の小道具の手配を経由して撮影現場に向かう。ぼんやりした頭でピンとこない感じでもっさり動いていたが、現場に到着する50m手前あたりでむこうに小さく同僚の橋田さんと仕事仲間の小堺さんの姿が見えて一気に元気になった。
 
撮影してついでに昼ご飯を食べた。料理が日替わりのカフェでこの日はベトナム料理が出るそうで、フォーに「モイオットチャン」という青唐辛子とレモンの酸っぱくて甘くてからいソースをかけて食べた。
 
モイオットチャン
 
ソースの瓶にある名前が何度読んでも頭に入らず感心する。
 
そのまま会社に移動、会議をして仕事を終え英語学童に娘を迎えに行く。
 
先生のマイケルさんとまた英語で話したがあとで動詞につけるべきsを付け忘れたのに気づいた。楽しい。
 
今日の迎えは自転車ではなく徒歩で、そういう日は娘と手をつないで家まで帰る。2人で歩くときは「年少のかわいい人が歩道側を歩く」のが私たちのルールだ。年少者はかわいい。
 
帰ってご飯を食べていたら塾へ行っていた息子も帰ってきてGoogle homemaroon5の「Sugar」をかけたので、結婚式にmaroon5が来てびっくりする人ごっこをした。
 
 



 

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アゴが荒れて起きる

12/6

朝、アゴが荒れて起きた。
 
いつからか自分なりにがんばってやったなあという仕事が終わると終わったところでアゴが荒れることが多い。
 
口の下のところに、腹話術の人形のように境界線ができて、腹話術の人形でいうところの動くあの部分だけが赤くなって荒れる。少しかゆい。
 
会社に行って仕事。心当たりもなくなんだかそわそわする。あまりにそわそわするので100円ショップに行ってしまった。
 
ちょうど用事もあったのだが、そわそわにいてもたってもいられなくなり飛び出すように100円ショップにかけ込んだようなものだ。
 
100円ショップは混んでいて活気があった。二子玉川の100円ショップは平日も休日もいつも盛り上がっている。
 
目的のものはなかったが気が済んでおちついた。
 
このようにわけもなくそわそわし100円ショップにかけこんでよくわからないがおちつくみたいな、そういう時間帯がある。
 
仕事を終え帰ると体調不良を完全に乗り越えた息子が歌い踊ったあと団子を2本食べて塾に行った。さらに帰ってきた娘が公文に行くのを送りつつ晩のカレーの材料を調達。
 
娘と2人カレーを食べていたらまたそわそわが戻ってきてそわそわしながらカレーをおかわりした。
 
娘は最近クリスマスツリーの柄のワンピース型のパジャマを着て寝る。きっとクリスマスが近いからだろう。
 
以前一緒に暮らしていた祖母はブローチが好きでたくさん持っていて、雨の日には雨傘のブローチをつけていた。
 
理由があるファッションはとても愛らしいと思う。
 
そわそわし疲れたので寝た。

 

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女の名前だぞ

12/5

実家の母が毎年子どもたちにひとつずつ、チョコレートがはいったアドベントカレンダーをくれる。
 
12月1日からクリスマスまで、毎日とびらを開けていくあれだ。とびらのなかにはチョコレートが入っている。
 
息子はチョコレートが苦手なので娘と私でまいにち楽しみにクリスマスまでひとつずつ食べるのだが、昨日まちがえて娘の分のアドベントカレンダーからチョコレートを取り出してしまった。
 
娘は泣いた。
 
わんわん泣くのではなくじわじわ泣いて、ああ自分のアドベントカレンダーのチョコレートをぜんぶ自分で食べるのを楽しみにしていたのだろうなと思った。
 
子どものころはそういうコンプリート欲みたいなものが私も強かった。
 
自宅で開封する牛乳の一口目はかならず私が飲むという謎のルールにつきうごかされていたのはちょうど娘とおなじ小2くらいのころではなかったか。
 
重々謝って、代わりに私の分のアドベントカレンダーのチョコレートをあげたが、大切なのはそういうことではないということはよく理解できる。
 
しばらくたったら忘れて笑っていたが、もしかしたらおいおいも覚えているかもしれない。
 
子どもと暮らしていると、どうやら今は忘れたようだがこれは大人になってももしかしたら覚えているのだろうなというシーンがたまにある。
 
夜のイベントの台本の読みを練習したかったので会社にはいかずに自宅で仕事。
 
昼ご飯をローソンに買いに行った。私はPONTAカードユーザなのでPONTAを使う。そしてPONTAを使うときにたまに、持っていないセブンイレブンnanacoカードのことを思い出す。
 
nanacoは広く浸透させたいであろう電子マネーを女の名前にしているのがすごい勇気だと常々思う。
 
女の名前だぞ。
 
夜は仕事で東京カルチャーカルチャーへ。大ファンである三省堂の「今年の新語」の発表会でなんと今年、司会をさせてもらえることになったのだ。
 
レギュラーで司会をしている「国語辞典ナイト」が今回「今年の新語」発表会とコラボレーションするということでお声がかかった。
 
漢字も九九も覚えられず、音符も読めず泳げず走るのも遅い、お笑いや歌謡等の芸能など文化的な知識にも乏しく、長く付き合う友達はおらず、アトピー性皮膚炎でアレルギー性鼻炎で結膜炎で蟯虫検査にひっかかり頭じらみもある子どもだった。
 
洗わず汚いままでぼさぼさでからまって櫛も通らない髪の毛で、清潔観念にとぼしく靴下ははかず下着もつけず正しい衣服の身につけ方を知らずに大人になった。
 
そんな私が髪をあらって素敵な服を着てあんな晴れ舞台に立てるとは。しかしじつをいうと、むかしから私にはちょっとなら可能性があるんじゃないかと思っているところはあった。

 

 

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まだ歌い踊らないが機嫌は良いようだ

12/4

寒気と食欲のなさをうったえながら寝た息子が心配だがすっくりぐっすり寝た。
 
起きたら心配な心持ちのままで、そして起きてきた息子は引き続き元気がなさそうで、やはり病気というのはすると元気がてきめんになくなるのだ。
 
通常歌ったり踊ったりして過ごしている人が歌いも踊りもしないうえにしゃべることすらしない。
 
私はこういうときついカンフル剤的に歌って踊って「ジョイナス!」という具合にあおってしまうのだが、通じないのだった。
 
調子を悪くしている子のテンションは上げても上がらないことを私はもう10年以上子育てしているのにまだ覚えられない。
 
ああ。
 
熱はなく昨日よりは食欲もましだというのですこし食べさせて学校に行かせた。
 
心配だ。
 
だが会社に行ったらたくさん仕事があって心配は忘れた。仕事があるというのはこれをやって生きていこうという渦中にいるということだろう。生が与えられているのだ。すごいことだと思う。
 
調子よく仕事をしていたが学校から電話がかかってきて息子はやはり調子が悪いようで、しかし午後に出ておきたい会議があったので夫に相談して迎えに行ってもらった。
 
仕事では取引先の方に来年のカレンダーをもらった。サラリーマンの醍醐味である。会社では生やカレンダーが与えられる。
 
帰ったら息子は大好きな「ミッション・インポッシブル」を観ていた。12月なのにあたたかい日だ、まっすぐになってミイラのようにタオルケットにくるくる巻きになっていた。まだ歌い踊らないが機嫌は良いようだ。
 
英語学童に娘を迎えに行く。先生のマイケルさんに英語で彼女は最近とてもよく頑張ってますとほめてもらった。「Oh!」「Year」「Good」「Wow」のみで会話。
 
息子はやはり早々に寝て、娘は今日は居間に寝たいというので布団を敷いてやった。
 
しばらくして雨が降ってきて、娘がやっぱりお母さんの隣に寝るのだとやってきて一緒に寝た。

 

 

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子どもは無知だと生きづらいという思いが強い

12/3

うっかり「孤独のグルメ」に出たらしい店に行ってしまった。

 
こういうとき言い訳をしたい気持ちになるところに枯れない自意識を感じ、私はまだまだやれると強い気持ちになるのだ。
 
ひねくれた自意識は宝なんじゃないかと最近思っている
 
ちなみに行ったのは長崎飯店 渋谷店です。ちゃんぽんと皿うどんの店で、渋谷のマークシティーの裏のへんにある。浮ついていない食べるべきものを食べている気持ちになって良いのだ。
 
以上が昼ご飯のはなし、さらに渋谷のコワーキングスペースで仕事をして夕方から水道橋で打ち合わせ。
 
なにも考えずぼんやり移動して抜け殻だったが打合せが楽しく仕事もたのしみなので一気に気力が注入されてピッとした。
 
ピッとしたがもう帰る。
 
少し遅くなって帰宅したので息子と娘はすでに帰っていた。
 
息子が厚着で勉強しているのでなんだろうとは思っていたが、勉強に集中しているので放っておいたら「すげえ寒い」という。
 
おう、おうおうおう!
 
風邪か!?
 
子どもの体調不良というのは本当に大ごとである。まずは心配だ。すごく心配だ。さらに心配である。どうにもこうにも心配だ。さらに心配があって、続いてかわいそうだ。どこか痛いところ、つらいところ、気持ち悪いところがあったらかわいそうだ。で、もう一回心配だ。
 
最後に、私は明日会社を休まねばならないのだろうかという恐れがある。
 
大慌てで熱をはからせ(熱はなかった)、食欲がないというのでリンゴをむいてそれだけたべさせて寝かせた。まだ19:30くらいだったがすぐ寝た。
 
一方元気な娘がはサンタ宛の手紙を書いていた。
 
「サンタさんってだれなんだろうね、おかあさんってうわさがあるんだけど」
「そうだねえ」
「サンタさんって1人じゃないよね、たくさんいないと間に合わないよね」
「その1人がおかあさんなのかもしれないよね」
 
娘はああ! なるほどね。といっていた。伝わっただろうか。私はあまりサンタ伝説を子どもに信じさせ続けることに興味がなく、どっちかというと早くばれてほしいと思っている。
 
自分が無知な子どもで難儀したので、子どもは無知だと生きづらいという思いが強い。
 
娘は「24日はサンタさんにわかりやすい場所で寝るね」といっていた。おかあさんがサンタなんだとしたらきみの寝ている場所はめちゃめちゃに知っているんだがな。
 
サンタへの手紙は絵もびっちり、上手にかいてあった。
 
そして息子が心配だ。
 

 

 

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